■「未来の森」で森林環境教育

10月10日(土)に、伊野小学校の学童を対象に、いの町本川の長沢にある町有林「未来の森」で森林環境教育を実施した。このイベントは、財団法人高知県森と緑の会の『緑の募金による助成事業』により、本来なら夏季に林間学校として、1泊2日で行われる予定のところ、諸般の事情により秋季に延期していたもの。
この日の朝、参加希望をした6年生4人が、校長先生に見送られて伊野小学校をチャーターバスで出発!添乗員は子供の扱いが上手なヒゲの「森の一日先生」(伊野小学校OB)、バスの先導は、昨年に続き「森の一日用務員」のおんちゃん二人。
本川の「未来の森」に到着後、登り口にて、土佐の森・救援隊の俄「森の一日先生・用務員」5人の隊員が交互にわかりやすく森の持つ多面的機能にふれた後、なぜ間伐をしなければならないか・・・、広葉樹の植樹の意味は・・・などと県林業振興・環境部から提供された資料などを元にレクチュア。さらに、緑の募金事業による資料「
森の活用を考えてみよう! 」で、テーマの「バイオ資源で地球を救おう!四国のてっぺんから「MOTTAINAI」を発信!」の意義を易しく解説。理解してくれたかな?その後、500mほど離れた活動現場に移動開始。
四万十方式の作業道を歩きながら、間伐後の下層植生としてぐんぐん育っているクロモジの爪楊枝利用、コシアブラ、タラの芽の食用の話などに触れると、子供たちもヘェーと反応を示す。
ヤマガラなど小鳥の鳴き声を楽しみながら、あらかじめ作成していた間伐材で製作した巣箱を掛けてゆく。小鳥にも縄張り意識があるので、それぞれ100mくらいの距離を置くように配慮。自分の名前を書いた巣箱が4個、高い木の上に掛けられた。

そして、現地では直径10cmほどの杉の間伐に鋸で挑戦。ドターンと倒れると歓声らしきものが子供達の口から・・・。

ワイワイと小枝を落として、枝や、タンコロの林地残材を、みんなが協力して林内作業車に積み込む。バイオ燃料とするためだ。林内作業車を運転したいという勇敢な子も・・・。ヒゲの「森の一日先生」がはらはらして見ている。

その後、ケヤキ、モミジなどの植樹を間伐後の太陽の光が差し込む空間に丁寧に植えて行く。この間は文章に書くと早いようだが、1時間半ほどの時間が経過。

「未来の森」を下山し、バスで、木の根ふれあいの森に移動。地元の食材をふんだんに使ったお弁当をツリーハウスでパクつき、食事後は、森の案内人、林春男先生の案内で、樹間に張られた「森のハンモック」でミニツリーイング体験、楽しい時間を過ごす。

午後のメインイベント(お勉強)は、木工教室。間伐材の有効利用の体験だ。牧野植物園勤務の松岡講師の指導によるマィ箸づくりに挑戦。刃物の扱い方を厳しく何回も注意を受け、1時間ほどで世界に一つのお箸が出来上がり!早速、今晩の食事から使うかな?

帰路には、佐川町の木質バイオマスプラントに寄って、本日、「未来の森」で自分たちが伐って、軽トラックに積み込んだ間伐材(C材)の積み卸しのお手伝い。間伐材が新しいバイオエネルギー(発電、ペレット)になるところを体験。
多分お母さんが買い物に使うだろうな、との想像のもと、森林ボランティア活動に参加した子供達にも土佐の森・救援隊のオリジナル地域通貨券「モリ券」がきちんと配布された。
これらの間伐材有効利用のイベントで、「もったいないの心」が子供達にも少し芽生えたかな。
一番の手応えは、かれらが中学生になってもこうしたイベントに参加したいという意志表示を全員がしたこと・・・。土佐の森・ヤング救援隊の設立の日は近いかも・・・
(田植光男<いの町>/正会員/経理兼森林環境教育担当理事)
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■21年度 緑の募金公募事業実績報告書
(社)高知県森と緑の会
理事長 川合通子様
NPO法人 土佐の森・救援隊
会長 橋詰寿男
(1)事業名
バイオ資源で地球を救おう!事業
(四国のてっぺんから「MOTTAINAI」を発信!)
(2)事業内容
事業地:いの町長沢「未来の森」、戸中「木の根ふれあいの森」、佐川町
年月日:平成21年10月10日
内 容:林間学校(森林環境学習、間伐・植樹、バイオ研修、その他)
参加者:生徒4名、講師2名、無給の臨時教師3名、同用務員2名
(前年度に続き、生徒の数より先生の数が多いという限界集落での複々式学級でした!)
(3)事業金額 165,881円
(4)助成金額 165,881円
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[事務局から・・・]
■スタッフ&臨時教師、ご苦労様でした!
いの町本川で開催した『林間学校(森林環境教育)』には、森の一日先生、用務員のおんちゃん、として多くの隊員のボランティア参加(モリ券1枚を支給)がありましたこと、感謝いたします。
参加隊員は、先生(田植・伊東・岩間)、用務員(片岡・松本)の合計5名でした。
◆
20年度の本川・林間学校◆22年度の計画は・・・
土佐の森・救援隊大阪支部長(三木氏)提案の「木登り体験(
ツリーイング)」をやるぜよ・・・、ところで、最近県森林部局の幹部に、この企画(ツリーイングの楽しさ)を県下に拡げたいと相談したところ、「
山の一日先生派遣事業」を紹介されました。学童の森林環境教育では、高知県中西部(特に幡多)が遅れているので、こちらで是非やってくれとの姿勢でした。しかし、この技術、土佐の森方式軽架線を張るのに応用できるかも・・・ん!?(片岡)