■W・シェイクスピアとW・誓

NPO法人土佐の森・救援隊の幹部(片岡理事長以下3名の理事)は、8月20日に「高知市文化プラザかるぽーと」で、W・シェイクスピア原作、山崎清介脚本・演出による「冬物語」を集団で観劇した。
何故に「土佐の森とシェイクスピア」と、意外に思われる方も多いだろうが、土佐の森・救援隊は単なるボランティアの山仕事集団ではなく、文化の香りも大事にしているNPOである。それは土佐の森ブログに「土佐の森文芸」という重厚で、文化の香り高いカテゴリーが存在することでも明らかである。
しかし、それだけでは、この奇妙なタイトルの説明にはならないので・・・演劇よろしく「W・シェイクスピアとW・誓」の物語を第1幕から追っていくことにしよう。
【写真】冬物語
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(第1幕) 場面:昭和30年代の岩手県盛岡市。

前理事長松本誓氏(以下誓①)は、幼年時代父親の仕事(国鉄マン)の関係上、岩手県盛岡市に在住し、138年の歴史と伝統を誇る盛岡市立厨川小学校に数年間在学したことがある。
この時、出会ったのが国語担当の佐藤公夫先生である。この先生の薫陶を受け、誓①氏は、その後すすんだ中学(下の橋)、高校(盛岡一高)の先輩である石川啄木の影響から、短歌、小説などの文芸面で小癪な才能を発揮した。その子供のための「文化の香り」にあやかりたいと思った佐藤先生は、まもなく誕生したわが息子に佐藤誓(以下誓②)と命名した。文字通り「W・誓」の誕生である。
【写真】W・誓も参加した盛一野球部応援風景(世に謳われし浩然の・・・)
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(第2幕) 場面:平成23年6月、インターネット検索。

それから約半世紀の歳月が流れ、成長した誓②氏は劇団(花組芝居)に入り、その後「子供のためのシェイクスピアカンパニー」でW・シェイクスピア劇で主役を演じるようになっていた。
そして、高知公演の前に、かって母親から聞いていた自分の名前の由来をたまたま思い出し、キィワード「高知」、「松本誓」のみでインターネット検索し、ヒットした誓①氏とメール連絡を取り合うことが出来たのである。
これがW・誓の謂れであり、時まさに平成23年6月のことであった。
【写真】W・誓(松本誓&佐藤誓)
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(第3幕) 場面:平成23年8月、高知市追手筋の高級料亭。

かくして8月20日高知公演の前日、世にも奇遇なW・誓の初面談となった次第である。
場所は高知市追手筋の高級料亭「えん」。立ち会ったのは東京生活40年で演劇事情に精通している田植理事、高知市で「微熱ろくどきゅうぶ」というアマチュア劇団を主宰する四宮理事、そしてシェイクスピア好き、短歌・漫画の文芸好き、芸能界好きという若干ミーハー的な立場での片岡理事長のNPO法人土佐の森・救援隊幹部3名である。
話題は二人の共通の出身校の盛岡第一高校の勇壮な校歌(曲が軍艦マーチ!)、名曲「北上夜曲」で白百合と称される女学生像、そしてシェイクスピア関係では「冬物語」ではなく、オリビヤハッセーの「ロミオとジュリエット」、演劇関係では田植理事の交友関係から浮かんだ共通の演劇知人の四方山話・・・等々、話は尽きなかったが、明日の公演に影響しないようにと約2時間で切り上げた。
【写真】高級料亭「えん」(片岡・佐藤・松本・田植・四宮)
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(第4幕) 場面:高知公演、高知市文化プラザかるぽーと。

8月20日、高知公演は、1階大ホールがほぼ満員になるほどの盛況ぶりであった。簡素な舞台装置、子供でもわかるストーリー展開、ちょいと芝居がかった?シェイクスピア的台詞回し・・・。
シチリア王の王妃に対する不義疑惑から始まったドラマは、部下の忠義、国王どうしの友情、互いの子供の婚約などを絡ませ、なんと16年後にハッピーエンドの大団円を迎える。佐藤誓氏は主役のシチリア王を熱演。
【写真】高知市文化プラザかるぽーと・楽屋にて
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(第5幕) 場面:東日本大震災、土佐の森・救援隊の支援。

本劇の16年の歳月経過に対し、今回の50年ぶりのW・誓の奇遇・・・。事実は小説よりも奇なりというが、さらにその思い出の岩手では、NPO土佐の森・救援隊が東日本大震災支援の一環として、仮設風呂薪の手伝いや、副業型自伐林家養成の支援活動をしているという不思議な奇縁が目の前にある。
【写真】岩手県大槌町吉里吉里・薪づくりボランティア
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(第6幕) 場面:20年後、土佐の森劇団の文化公演。

そして、来年はNPO法人土佐の森・救援隊も創設10周年を迎える。20年後、50年後にはいかなる姿になっているだろうか。定款も昨年、限界集落対策に関連して福祉事業面を追加したこともあり、「土佐の森劇団」(座長には佐藤誓氏を招聘?)を結成し、老人ホームや福祉施設などを巡回して、シェイクスピア劇、はたまた寅さんの「男はつらいよ」シリーズ、「ゴルゴ13」シリーズなどを演じていることもありえるか・・・ ん?!
【写真/漫画】土佐の森劇団番外の出し物『
寅次郎の四万十川の大休日』
(片岡 正法<高知市>/正会員/理事長兼文化企画担当理事)
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[CM] 其の壱

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ロゼッタストーン(佐藤誓)
ご無沙汰しております。皆さんお元気ですか?
今日も山に入ってらっしゃるのでしょうか?
高知公演ではお忙しい中、どうもありがとうございました。お会いできて本当に良かったです。父の事を憶えていてくださって嬉しかったです。母にも電話で伝えましたが、大変喜んでおりました。
これからは名前の由来を尋ねられたら、「憲法前文の 誓ふ と、山口誓子の 誓 からとって名付けられた松本誓さんからいただきました。」と答えることにします。
いつの日か、松本さんと僕の友人の子供の誓くんと3人でお会いできるといいですね。
土佐清水市の公演が終わって、高知空港にバスで向かう途中、四万十川の川辺に立ち寄りました。悠々と流れる素敵な大河でした。ドライブインでは幻の「アカメ」を見ました。
『
四万十川百人一首』、ありがとうございました。本当に皆さんに愛されているふるさとの川なのですね。写真や挿絵もきれいで、眺めるだけでも楽しいです。四万・十人一首の歌集も楽しみにしています。
僕はまた明日から、豊橋、名古屋、津での公演に行ってきます。皆さんは「山行き」でしょうが、くれぐれも体調と怪我にお気をつけてお過ごしください。片岡理事長、田植さん、四宮さんにもよろしくお伝えください。
いつか僕も土佐の森・救援隊に参加したいです。またお会いできる日を楽しみにしております。
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[CM] 其の弐

NHK土曜ドラマスペシャル「
使命と魂のリミット」
【放送】2011年11月5日(土)、11月12日(土)
NHK 総合 午後9時~10時13分
鑑識官の役でちょっと出ています。よろしかったらご覧下さい。(佐藤誓)