平成22年3月末日、佐川町にある(株)ソニアの敷地内のモデルハウスにバイオマスエネルギー地域システム化実験事業で林地残材を搬出していた自伐林家の方々24名が集い、4月から開始を予定している『仁淀川町地域木質バイオマス資源活用事業所』への林地残材(これまでの「C材」に加えて、「B材」の集積・利活用も計画。)の搬入に関する打ち合わせ会(仁淀川町主催)が開かれました。皆さん真剣な眼差しで、あっという間に時間が過ぎていきました。
まず自伐林家の皆さんがこれだけ勢揃いする会合も珍しいことです。『大規模集約高投資型林業』をすすめる林野行政主導の(集約化、団地化を行うための)会合に慣れている方たちには不思議な会合でしょう。森林組合で林産事業に携わる自伐林家の方も来ていました。これはすごいことなのですが、すごいと感じる方がどれだけいるのでしょうか。
集まった方々の真剣な対応に圧倒されてしまいました。これまでの5年間、NEDOの支援を受け、行政(仁淀川町)、企業(伊藤林業、森林組合など)、NPO(土佐の森・救援隊)が対等な立場での協働事業として行ってきた「バイオマスエネルギー地域システム化実験事業」が彼らに注目されているし、必要とされているのです。この自伐林家の真剣な姿が、もう少し国や県の行政に届けばいいのですが・・・(中嶋健造/土佐の森・救援隊事務局長)
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大規模から小規模へ、集約から分散へ、高投資から低投資へ・・・
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自伐林家養成塾[毎日新聞(2009年10月29日)より]
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