■仕事作りノウハウ共有
過疎、高齢化が深刻な問題となっている山村に仕事を創出し、定住できる地域作りを目指す「百業づくり全国ネットワーク」の設立フォーラムが19日、仁淀川町で行われた。
県内だけでなく、岐阜、鳥取、山口県など共通の問題を抱える地域からの参加者も多く、農林業関係者ら約120人が、山村の再生に向けて連携を誓った。(沢本梓)
県内で間伐ボランティアに取り組むNPO「土佐の森・救援隊」、仁淀川町の地域興しグループ「によど自然素材等活用研究会」などの呼びかけで結成。
昨年、独立行政法人・森林総合研究所(茨城県つくば市)の研究開発プロジェクトに採択され、同町や本山町を含む全国13地域で活動するNPOなど、約20団体が参加する見込みとなった。
最大の狙いは仕事作り。仁淀川町のように中山間地域を広く抱える町は、主力だった林業、農業が振るわず、雇用機会が極めて少ない・・・続きは
ここから【写真】簡易な集材機械「土佐の森方式軽架線」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[ひとくちメモ]
◆現地検討会(軽架線による林地残材の搬出活動)
日 時:2月20日(日)
場 所:いの町吾北 633美の森
参加者:124名
行 政 ・森林総合研究所7名、林野庁1名、高知県1名、他19名
公社など・1名
大 学 ・高知大学1名、他大学2名
企業など・ 3名
森林組合・ 1名
NPO等・森林所有者など88名
使用機械:林内作業車(130万円程)、軽架線(20万円)
******************************
[参考] 新聞記事から(2011年3月1日/高知新聞)
■欧州の林業機械導入
香美市の香美、物部森林組合がこのほど、欧州製の高性能な集材機械「タワーヤーダー」などを導入し、現地見学会を開いた。
両組合は、国が進める木材自給率50%を目指す森林・林業再生プランで、全国5地区の実践事業に選ばれ、人材育成や市森林整備計画の策定に取り組んでいる。
オーストラリア製の「タワーヤーダー」1台と架線集材用の運搬機「リフトライナー」1台、ドイツ製の巻き上げ機付きトラクター1台で、輸送費を含めて計約7750万円・・・続きは
ここから
【写真】欧州製の高性能な集材機械「タワーヤーダー」
◆現地検討会(欧州型先進林業機械を活用した作業システム)
日 時:2月20日(日)
場 所:香美市香北町 萩野団地
参加者:154名
行 政 ・森林総合研究所4名、林野庁18名、高知県25名、他6名
公社など・6名
大 学 ・高知大学15名、他大学1名
企業など・35名
森林組合・39名
NPO等・森林所有者など5名
使用機械:タワーヤーダ(3千万円余)、リフトライナー(約1千万円)、トラクター(1千5百万円余)、その他2千万円余・・・等々で計約7750万円(100%国費負担)
林野庁関係者18名、高知県関係者25名、森林組合関係者39名の林業専門家が参加(おそらく公務、業務)。このことからも、国、県、森林組合が「森林・林業再生プラン」(高性能林業機械による大規模・集約林業)の実現に、如何に本気で取り組んでいるかが、お分かりいただけるかと思います。如何なものでしょうか・・・