■黒田さんちの森(いの町成山)
①協定年月日 : 平成24年7月(予定)
②期間 : 平成24年9月~2月末日(予定)
③面積 : 0.30ha
④森林所有者 : 黒田稔男氏
◆「黒田さんちの森」では・・・
平成19年1月に町道改修(拡幅)工事にともなう支障木伐採(第1期)を引き受けて以来、毎年連続して土佐の森方式による森林整備活動を行っています。
第1期活動では、大径の伐採木及び全ての林地残材(枝葉に至るまで・・・)を搬出する必要性から
土佐の森方式軽架線の元になる「架線を張っての集材・搬出方法」を試行、現在の軽架線による集積・搬出システムをほぼ完成させたのは、この「黒田さんちの森」です。
毎年、自伐林家養成塾の研修場所としても活用させていただいています。写真は昨年の養成塾現地研修の模様。この時のテーマは「大経木の伐採、造材」でした。
現在(平成24年4月)第9期目の協定森林の整備(間伐・搬出)が終わり、その残務整理として町道脇の桜並木に支障となる不用木伐採のNPV活動を行っています。
第10期森林整備協定の締結は梅雨明けに予定しており、NPV活動は8月から9月にかけて他の協定森林の進展状況を勘案して開始する予定です。
◆
黒田さんちの森/第9期/1012.1-2(いの町成山)
(レポートは中川睦雄氏/こうち森林救援隊事務局長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[コメント]
■知られざるミステリー
(桜並木の支障木伐採のNPV活動)
ご当地の住民の方が数十年前に植えた桜の樹幹の下部から芽吹きが見られるようになった。これも我々の手による隣接の桧、杉の適切な間伐によるものだ。
これまで、杉、桧に負けてなるかと太陽の光を追い求めて、上に上に伸び、芽生えは樹冠に近い所のみだったのが、この頃では安定して太陽光線が当たり始めたのを察知して、すくすくと下枝を出し始めたのである。
しかし・・・
この光センサーは、樹木のどこにあるのだろう?
その指令の発信もとは一体どこに?
かって光合成作用は葉っぱにあると小学校時代に教わったが、まだまだ樹木は細胞レベルで知られざるミステリーなものを持っている。・・・ん?(ミステリーハンター・片岡記)