■盆中搬あり(勿論、「忙中閑あり」のもじり)/
正月はあっても盆はない森援隊の仏と鬼との二面性を持つと噂されている「
搬出組」。各組員ともご先祖の墓参りはなかなかむつかしいが、このたび神社参りをする機会があった。田植隊員の斡旋によるいの町大内の天満宮の神社境内内の桧の搬出に絡んでである。(蘇鶴の森シリーズ第4弾「天神様の森/C材祭り」)
最近、森林組合が中ノ谷氏子中から委託を受けて樹齢40年の桧約3反を伐採はしたものの、そのまま放置されているのを、たまたま田植隊員が一斉掃除の際に見かけ、地元関係者の快い譲与の了解を頂き、盆休み中ではあるが、急遽、森援隊搬出組の猛者達の出番となったもので、この日(8月13日)約4トンの搬出量となった。
【写真】天神様の森NPV活動(いの町大内天満宮)
うだるような真夏の灼熱の中、たまたま当神社の祝祭日と重なったのが不思議なご縁に感じられた。まず神前に額づき、施業の無事と祭神様のご開運をじっくりとお祈りした。休憩を鋏んで午後4時過ぎまでのハードな仕事量で、さすがに6人の鬼組員も疲労の極致に達した。
兄弟団体のこうち森林救援隊も、最近良く神社からみで声が掛かるようになったが、これは神霊間の情報網によるものだと、神官モドキの私は勝手に解釈している。
多分発信地は高知市鏡の梅の木におさまる八坂神社であろう。長年隣接の梅の木公民館とかで、まじめに森林保全に取り組んでいるボランティア活動とかを八坂神社の主祭神・素戔男尊が認め、神霊ネットワークで「この連中にやらしてみたら」と情報を流し、関係者を通じて偶然を装って実現するという見方。
どうですか、見えない世界ゆえに簡単に否定は出来ないでしょう・・・。霊妙な片岡カルトワールドにようこそ。
【写真・上】八坂神社/秋の大祭(高知市鏡梅ノ木)
ちなみに神話の世界では、この世で初めて植林をしたのがこの素戔男尊とされている。本来森林保全と関係が深い神様なのである。
さて、ここからは[広告]ですが・・・どなたか神様ごとでお悩みの方はいませんか。神官モドキの私のご祈祷のお布施はわずかモリ券数枚で済みます。もっとも効験があるかどうかは定かではありませんが・・・。
ああ、家庭内に鎮座するあの山のカミ様は対象外です。
今回は題名からして、なんか世俗(パロディー?)的なオチだなあ・・・ ん!?
【イラスト・右】八坂神社/主祭神・素戔男尊
(片岡正法/正会員理事長・土佐の森心霊ネットワーク研究家)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[ひとくちメモ]
◆八坂神社の主祭神・素戔男尊(スサノオノミコト)
天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟。粗野な性格から天の石屋戸の事件を起こしたため根の国に追放されたが、途中、出雲国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、大蛇の尾から天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を得て天照大神に献じた。新羅に渡って金・銀・木材を持ち帰り、また植林を伝えたともいわれる。木がないと子が困るだろうと、木の種類ごとに用途を定め、息子に命じて全国に植えさせたという。
◆神々の土佐の森
【写真】荒木神官の所作をじっと見つめて修業する片岡神官モドキ、隣は自伐林家の仲間入りをした
谷岡少年、ひとりおいて薪宅配サポーターの
本川の伊東君。ちなみに、薪宅配サポーターには、
女神様と
ヒゲの神様がいます。(黒田さんちの「山の神」/いの町成山)
土佐の森には、
仏様もおるでよお・・・ん?
雨にも負けず
風にも負けず
いつも仏様のように
静かに笑っている・・・