■高知県副業型自伐林家養成塾卒業生を訪問(その2)
自己所有森林を持たない大久保君夫妻が、個人で本格的に「自伐型林業」に挑戦している現場(高知県いの町成山)を再び訪問しました。奥さんの林業女子ぶりもさまになってきました。
始めて1年目ですが、既に430mほど作業道が進展しており、そのレベルもかなりのものです。橋本さんの指導通りに着実に上手くなっており、作業道敷設センスはかなりのレベルに達している感じです。かなり急傾斜の山林ですがヘアピンもクリアしていました。橋本流、横断排水もあちこちにあります。
作業道敷設は一流の林業家に習うことが重要です。大久保君はじめ、橋本さんや岡橋さんに習い始めた若者は1~3年で相当なレベルまで向上します。既に、採算性や環境保全性、森林経営レベルは森林組合等の事業体を遥かに凌駕しています。大久保君などは作業道敷設レベルでも森林組合等を既に越えていると言えます。事業体がうまいのは機械とチェーンソーのオペレーションだけです。自伐型林業は経営から作業、生物や土質、水の流れ等々、すべてにおいてプロになっていきます。
作業道敷設後は間伐に入りますが、込み合ったヒノキ林に苦労していました。同じようなヒノキ林を持ちチェーンソー技術、掛かり木処理技術も高いNPO法人土佐の森・救援隊の山口先生に習ったらよいとアドバイスしました。高知県内ではどんどん若者が成長しております。さらに続いてもらいたいものです。
山口先生は、高知県の
小規模林業アドバイザー派遣事業でのアドバイザーとして、14日、15日の2日間、大久保さんのフィールドで「間伐研修(とくに掛かり木処理)」を行います。一般の方も参加できます。参加申込み、問い合わせは、NPO法人土佐の森・救援隊事務局(研修担当/田植<090-2545-2333>)まで。
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[参考]
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高知県副業型自伐林家養成塾での森林経営研修・
新たな自伐型林業者たち(いの町・大久保林業)<自伐林業推進協会HPより>
・高知県副業型自伐林家養成塾卒業生を訪問(
その1)
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