発信<2017.7.15.1.20>
■森林問題(資源・エネルギーとしての問題)
◆木炭(薪)は多様なエネルギー・・・
ここから~~~~~~~~~~~~~~~
(1)炭林業
炭林業とは、製炭業における原木を調達するために行う林業(林産業)、及び木炭製造・販売業(特用林産/製炭業)のこと。主として広葉樹林を伐採・搬出・運搬作業、そして特用林産物としての木炭製造・販売業を行います。
林野行政、華やかし頃<昭和30・40年台>の拡大造林時代は、林業といえば(=炭林業といえる程)炭林業が主役という状況でした。拡大造林<
予定調和型林業>、A材を扱う本来の林業(造林・林産業)のついでに炭林業を行うという図式(自伐林業方式)で経営されていました。
続きは、
ここから・炭林業・・・
ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(2)薪林業
薪林業とは、製薪業における原木を調達するために行う林業(林産業)、及び薪製造・販売業(特用林産業)のこと。主として間伐・皆伐跡地の林地残材を搬出・運搬作業、及び広葉樹林を伐採・搬出・運搬作業、そして特用林産物としての薪製造・販売業を行います。(実体的にはこのような形態での隙間産業を呼称することはなく『薪林業』はNPO法人土佐の森・救援隊の造語<炭林業も>です。)
薪林業が扱う木材(原木)は「炭林業」同様、C材です。(ちなみに、C材<A材、B材も同様に>NPO法人土佐の森・救援隊の実践活動から生まれた造語です。)
現在の経済的状況下<木材価格&賃金水準及び労基法による雇用形態>では正業(アルバイト)にはなりえませんが、副業的(
ボラバイト)には自伐林業(自伐型林業)として薪林業を行う場合は、炭林業と同じく採算性をクリアー(価格&雇用形態をある程度無視)できるので成り立ちます。
また、薪の製造・販売業は、製造についてはある程度計画性をもった経営をすることが出来ますが、販売については造った薪の流通・販売戦略を確立しなければ健全な経営は出来ません。
ストーブ、ボイラー、風呂、ピザ釜などの業務用、キャンプ&災害時の焚き火用等々の需要(市場のパイ)はそれほど大型とはなりえませんし、その需要形態は極めて特異なもの<これが産業としての弱みでもあり強み>ですが、隙間産業としての採算性は充分にある業種と考えます。
【写真】
薪の直販所(良心市)「
木の駅ひだか」
・薪林業・・・
ここから◆
薪倶楽部(
木の駅ひだか)
~~~~~~~~~~~~~~
[薪林業データ]
◆最新/薪情報(9月)・・・
ここから・薪情報/バックナンバー・・・
ここから◆ブログ・薪林業(木の駅ひだか)・・・
ここから*************************