■活動状況
朝霧森林倶楽部では、地域の人達と一緒になって、窪川町立米奥小学校の、学校林の整備(間伐、竹林整備など)を、島岡幹夫会長のもと、25名の会員が協力して、すすめています。平成16年度の学校林の間伐は3ha。17年度は、5haの間伐を計画しています。
また、全校児童とともに、伐採した間伐木を、ツリーハウス、木工教室などに利用しました。実際に自分達で、間伐した木を使うことにより、『どうして、木材を使うことが、地球環境にやさしいことになるのか?』ということについて、地域の人達と一緒に、勉強もしています。
また、「こうち山の日行事」では、間伐を終えた学校林に全校児童が参加して、樹木の名前を書いた、木のプレートを付けました。
これら、一貫した森林環境保全学習活動は、平成17年7月27日ー29日に高知県で行われた、「第16回緑の少年団全国大会」で、米奥小学校「米奥緑の少年団」として表彰(みどりの奨励賞)されました。
(湯浅文彦<高知市>正会員/朝霧森林倶楽部事務局長)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<高岡郡窪川町立米奥小学校「米奥緑の少年団>
■四万十川と学校林を結んで活かす
私たちの学校は全校児童が22人の小さな学校です。学校には5つの学校林があり、先輩たちがずっと手入れをしてきました。
私たちも地域の人達と一緒に学校林や竹林の間伐や整備を続けています。とても茂っていた竹林を1年かけて、やっと校庭から四万十川の流れが見えるまで切りました。また、学校林に杉の丸太の皮をむいてツリーハウスやベンチを作りました。とても見晴らしの良いみんなの楽しい遊び場になりました。
【写真】窪川町立米奥小学校のツリーハウス
有名なカヌーイストの野田知佑さんとの合宿や川下り、巣箱作りや巣箱掛け、木の名札つけ、野鳥の観察も楽しい行事です。また、ツリーハウス周辺やキャンプ場の清掃などの活動も続けています。これからも、四万十上流の米奥の山と川、ふるさとを大切にする活動を広げていきたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[話題] (四万十川財団HPトピックスより)
窪川町米奥の四万十川で、米奥小学校と仁井田小学校約30人の児童達がカヌーイストの野田知佑さん(徳島県日和佐町在住)と一緒に、川遊びとカヌーを体験しました。これは自然を大切にする心や児童の自主性を育てるための体験学習の一環で行われてたものです。