■森林ボランティア活動に参加した感想
石原葵農林水産事務次官(前林野庁長官)は、森林ボランティア活動に参加した感想を、次のように述べられている。
『第1に、自然の中で汗をかくことのすばらしさ。第2は、自然について数多くのことを学ぶことができる。第3に、ボランティア活動をしている人はまじめで、深いつき合いをしたくなる人が多い。いやな作業を皆さん率先して行う。まさしく「利他」の精神に富んだ人が多い。』
【写真】森林ボランティア活動の総監督「橋詰理事長」
林野庁では、森林ボランティア支援室を開設し、各地のボランティア団体の紹介、活動場所の選定協力等を行っている。
また、林野庁は、17年度から5年計画で、都会と山村の交流を図るため、都会の人に林業体験やシイタケ栽培などを楽しんでもらう「森のツーリズム」や、間伐材のインテリア商品製造や木くずを使った堆肥づくりなど森林資源を生かした新たな「山村ビジネス」の育成を目指しており、間伐作業と組み合わせた「グリーンツーリズム」や仮想村、例えば「バーチャルこうち自然村」の誕生など、高知県内でも、その胎動が感じられる。
平成16年版「国民生活白書」には、NPO法人は急速に増え、この組織が地方公共団体や企業などと協働して地域の様々な課題に取り組み活動も広まりつつある、特定の問題に関心を持ち目的を共有する人々が自発的に活動し、対等な形で横のつながりを築くことにより、新しい形の『公共』が創り出される、と記述されている。
竹中平蔵大臣は、この認識に基づき「人のつながりが変える暮らしと地域・・新しい『公共』への道」と題して、「地域」に着目した、暮らしと社会の充実に焦点を当てて、将来を見据えている。
私達は、このような国の動きに先行したり追随したりしながら、森林環境保全を農山村振興の道を使命として邁進すると共に、自らの心と身体を養ってまいりたい。
(橋詰寿男<高知市>:正会員/理事長)
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■コカ・コーラ環境教育賞
思いがけずも、NPO法人土佐の森・救援隊が、コカ・コーラ環境教育財団から、第11回コカ・コーラ環境教育賞(主催者賞)を受賞した。
表彰状には、「環境教育、環境保全において継続的な活動を行い、社会に貢献されました。ここにその成果を讃え表彰いたします。」と書かれてあった。
今後も益々、青少年らに体験学習を通じて森林環境保全の重要さを教え、山で汗を流すことの尊さを、実践活動を通して体感するように、努めてまいりたい。(橋詰)
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【コカ・コーラ環境教育財団】
コカ・コーラシステムの企業市民として地域に貢献するという企業理念を環境教育・環境保全の分野で実践するために、1994年2月に設立されました。以来11年にわたり、環境関連分野に携わる人々への啓蒙、支援活動を行っています。
財団設立と同時に事業活動として「コカ・コーラ環境教育賞」を創設。環境教育、環境保全に携わる個人・団体を支援するという趣旨に則り、特に青少年に対して環境教育を継続している個人・団体を表彰し、活動助成金を贈呈することによってその活動を支援しています。