①協定年月日 : 平成23年4月1日
②期間 : 平成23年4月~
③面積 : 1.0ha
④森林所有者 : 松本財団
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[NPV活動/レポート]
今日は朝から山に向かいました。場所(フィールド)は田野町の大野台地の北側の山。フィールドとしては、町道のすぐ近くで便利な場所でした。
ナラ(薪の材料にするそうです。)からヒノキ(A材&C材)まで、一抱えもある大きな木も伐採しました。
伐採をしている現場は初めての体験。北川村の林業のプロの方(田中昭栄氏)も一緒に参加して、色々と教えていただき、大変勉強になりましたね。
ここのフィールドの木は成長するのに50~60年以上経過しているようですが、チェーンソーがうなりを上げると5分もかからずに倒れてしまいます。
こうした作業で生活できる方々にとっては、田舎生活は楽しいのでしょうが、現実は厳しいものです。ほとんどの面積を山が占めている北川村でも林業を生業とする人はほとんどいませんから。困ったものです。(レポーター/大木達榮氏:ブログ「
ふくろう親父の昔語り」より)
【写真】ナラの木を伐採する福留隊員
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[続・レポート]
■「
間伐道」という、お酒が届いた。
突然宅急便の業者が持ってきてくれました。清酒です。見たことがない酒なんです。
NPO法人 土佐の森・救援隊
間伐道
四国三郎森衛門
酒に貼られたラベルの表示です。「限定品」とも書いてあります。
先日、土佐の森・救援隊の間伐研修(NPV活動)に行ったのですが、その際いただいた「モリ券」2枚で、このお酒がいただけたのです。作業をして、何かしら報酬を得ることが出来れば、それはそれでありがたいことです。
土佐の山を守るために、考えられたシステムなのですが、面白いと思います。「モリ券」は一種の地域通貨ですね。お店特定のようですがガソリンもOKだし、食事も出来るのです。
高知県の東部地域にも導入可能なシステムです。ただそのまま実行するのかどうかについては、これから考えることになります。今回お世話になった方々(NPO法人土佐の森・救援隊)とは、基本的なスタンスが違いますからね。
高知県東部地域の山間部に住むこれから一緒に作業する仲間達の中には、プロの作業員が結構います。彼らの存在について考えることになります。技術を持った方々について考えることが、地域経済の中で林業のありようについて考えることになると思うのです。確かな技術を持った方々がいても、彼らが「食えない」のです。
先ずは組織作りからですね。(レポーター/大木達榮氏)