■東日本大震災の支援活動が定着化し広がりを見せる。
薪で暖をとる避難所の被災者(高知新聞/23.3.16より)

大震災が発生した直後、役員会で、土佐の森・救援隊として何ができるかを話し合い「救援物資として土佐の森・救援隊が大量に確保している「薪」(林地残材)を送ってあげたいもの・・・」という意見が出ました。しかし、瓦礫がいくらでもあるので、その必要は無いかもしれませんが、薪があれば暖もとれるし、炊事も出来ます。お風呂も沸かせます。電気がなくても、石油がなくても、薪さえあればライフラインが確保できる!という発想からの提案でした。
その後、「瓦礫で薪を作り、ライフラインの確保を!」というキャンペーンに発展しました。
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大震災と薪と限界集落・・・
これは、大震災直後の平成23年3月23日に、NPO法人土佐の森・救援隊が発したメッセージです。「薪によるライフラインの確保」と「高齢被災者を限界集落に受入れる」ことを提案しています。
「高齢被災者を限界集落に受入れる」ことについては、残念ながら実現化しませんでしたが、「薪によるライフラインの確保」は、被災地支援のひとつのモデルとなり、この薪を通じてご縁のあった岩手県大槌町吉里吉里を重点的に支援することになりました。(高齢被災者に限らず、被災地の住民を津波とは無縁の山村地域(限界集落)に受け入れる(疎開させる)ことについては、高知市二葉町の自主防災組織が
具体的な検討をしています。)
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まき風呂をありがとう
これらの一連の支援活動は、林業の雇用拡大事業も併せて、平成24年度も引き続き継続しています。林業を核とするこの土佐の森方式の支援活動は全国的にも注目を浴び、周辺の気仙沼市、陸前高田市、栗駒市からも支援の要請が来ており、具体的な支援活動を始めています。
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復興支援ボランティア活動情報
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情報誌から「復活の薪」(道21世紀新聞/平成23年8月)
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◆新聞記事から(2011.3.17/岩手日報)
300人が非難した大槌町の安渡小。雪に覆われた校庭で、避難住民は廃材をまきにしたたき火を囲み、暖を取った・・・続きは
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【写真】大粒の雪が降り続く中、たき火を囲み温まる避難住民=16日午後2時17分、大槌町・安渡小(「岩手日報」より)