薪林業/最新情報(令和元年12月ー⑨)
機関誌:メルマガ薪林業(ブログ編集局/木の駅ひだか)
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【写真】木の駅ひだか 事務所&スタッフ
平成24年4月にオープンした『木の駅ひだか』(=土佐の森・日高事業所)では、5月の大型連休明けから、薪の原木となる林地残材(間伐材など)の受入を開始。近隣の自伐林家の方々からのA~C材の持ち込み、及び土佐の森グループのメンバーによるC材の持ち込み(新・C材で晩酌を!事業)で、毎月50トンほどのスギ、ヒノキの間伐材、広葉樹材などが集積されました。
持ち込まれた林地残材は、軽四トラックなどで山から直接、文字通り山積みで運び込まれるのでA・B・C材が混在しており、建築用材として使える高品質の立派なA材と、薪&チップにしかならないC材との「仕分け・造材作業」が必要です。
【写真】原木の仕分け活動中の松本×2
また、薪づくりについては、当時実施中だった「
第4次限界集落在宅高齢者薪の宅配サービス」用の針葉樹(スギ、ヒノキ)の薪及び24年度薪シーズン/薪ストーブ用の広葉樹の薪(限界薪については、約30軒の高齢者宅に宅配)などで、毎月6トンの薪を生産する体制としました。
【写真】毎週金曜日に薪づくりを行っています。
・所在地:
位置情報~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■元農林水産大臣が「木の駅ひだか」を視察
元農林水産大臣山田正彦氏(長崎県出身・弁護士)が木の駅ひだかを訪問しました。
【写真】松本誓森援隊長と談笑する山田氏。後方には元衆議院議員高橋英行氏。この日薪づくりのボランティア&自伐林業家養成塾の人々が29人集まってくれていたが、この風景をじっと見守っていた。
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[ひとくちメモ]
◆「重量測定装置(かんかん)」のこと
【写真】製作中のかんかん。
「高知放送NPO高齢者支援基金」の助成金が決定し、その使い道として、土佐の森・日高事業所(
木の駅ひだか)開設に伴う懸案事項であった重量測定装置(かんかん)の購入、設置費に生かさせてもらうことに。これにより、これまで目視確認でトラック持込み重量をアバウトに決めていたものが、精度があがり薪用の雑木買取り、配達時の正確な薪受け渡し等に活用できることになりました。
佐川町から移転して以降、資金不足でかんかん設置工事が遅々として進まなかったのですが、この助成金により一気に進捗があがり、坂本隊員を中心とする「かんかんを設置して委員会」による設計、材料手配、施工管理により、待望の重量測定装置(かんかん)が完成しました。
かんかん完成後は仁淀川町をはじめとする近隣の自伐林家に積極的に呼び掛けを行い、どんどんC材(薪の原木を含む)の入荷量を増やす作戦(仕掛け)を立案し実行に移しています。(四宮成晴/仕掛け(企画)担当理事)
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◆薪ストーブのこと
「木の駅ひだか」の事務所に薪ストーブがついた。須崎市浦ノ内の「
おのストーブ」さんが煙突とセットで気前良く寄贈してくれたもの。煙突(二重菅)設置工事は、通称「棟梁」の山崎正彦さんが美しく仕上げてくれた。
薪の販売をしていながら、事務所に薪ストーブがないのは、何かもの足りない思いがあったが、お陰様で薪ユーザーとも対等に語り合える素地ができた。
何よりも、寒々とした所内で震えながら事務仕事をしていた寒がり駅長が「これでやっと心豊かに冬を過ごせる」と、ことのほか喜んでいるのが嬉しい。
「木の駅ひだか」の煙突から煙が出ているときは、必ず寄ってください。駅長が暖かいコーヒーをご馳走してくれます。
【写真】おのストーブの小野正敦氏から、焚き方、燃焼(燠火、給気)のノウハウを直接伝授され、懐は寒いながらも、身と心はほっかほっかの昼弁当状態となり、ご機嫌な片岡駅長。
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◆「新・C材で晩酌を!事業」のこと
平成24年5月から「木の駅ひだか」(土佐の森・日高事業所)で実施しています。
基本的には佐川事業所で行っていた「
C材で晩酌を!」事業を、そのまま引き継いでいるので、C材をトン3000円で受入れています。これにプラスして、NPO法人土佐の森・救援隊の独自の上積みとして、一般の自伐林家にはガソリンとも交換できる「
色モリ券」を、また、土佐の森グループの会員には、旧「C材で晩酌を!」事業と同様、搬入数量に応じて、
森林ボランティア活動(C材運搬活動)に参加した証としての
券=モリ券(色モリ券も含む)を発行しています。(田植光男/C材受入&モリ券交発行担当理事)
◆旧「
C材で晩酌を!」事業
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[お知らせ]
■平成25年4月2日、任意団体「木の駅ひだか」が設立されました。
「木の駅ひだか」はNPO法人土佐の森・救援隊の活動理念を基本に、同NPO法人が実践活動として企画・運営を行っている「土佐の森・日高事業所に係る事業」を継承する団体として発足しました。
業務としては主として「C材の受け入れ」、「C材の活用(薪・チップなど)」、従として「里山整備」「その他諸々の関連事業」などを「会員制システム」で運営しています。
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「会則」及び「会員名簿」・「木の駅」とは?
・木の駅Prjとは