土佐の森グループのブログ「土佐の森林救援隊」に、グループの一員NPO法人土佐の森・救援隊中嶋理事長へのコメントが投稿されました。これに対する中嶋理事長のお答えも同ブログにアップされましたので、併せてご紹介します。
当ブログではあえて「あらまし」だけをアップします。詳細(全文)は「
NPO法人土佐の森・救援隊公式ブログ」にて、ご確認ください。(ブログ「土佐の森林救援隊」のコメントは削除)
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◆中嶋健造様へ
林業不振になってもう30年になりますが、実は日本の林業機械の性能が、欧州企業の林業機械製品に比べて、格段に悪い事をご存知でしょうか。「林業機械 富士通」で、インターネット検索して下さい、そして出てくる「欧州との比較による、日本の林業機械と作業システムの課題、 富士通総研」というのをクリックして、国産林業機械の絶望的な性能の悪さと、時代遅れを認識して下さい・・・(中西玲二)
【写真】欧州製の高性能な集材機械「タワーヤーダー」&キャタピラー式の日本製高性能林業機械「プロセッサー」(大規模・集約・高投資型林業の
現地検討会/高知県香美市2010.2.20)
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◆中西さま
自伐型林業はそのような大型機械を使わない林業です。管理施業し始めた山を離れず、永続的に管理しながら持続的に収入を得ていく林業です。長伐期の択伐施業を繰り返しながら、木の生長量で経営していく手法です。
この手法には富士通総研の言うような高性能林業機械は必要ありません・・・(中嶋健造)
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[ひとくちメモ]
富士通総研といえば、フォーラム「
我が国森林・林業の再生をいかに進めるか」で中嶋健造氏と大激論を交わした梶山恵司氏が所属する会社ではないでしょうか。
梶山恵司氏
民主党管政権の内閣官房国家戦略室内閣審議官。
彼が辣腕を振るって、画期的な「森林・林業再生プラン」をまとめ上げた。官僚任せではとてもできない仕事をやってのけたプロセスは、「政治主導」が政策として実を結んだ唯一の成果といわれる。政治主導とは口先ばかり、政治家がまったく政策立案の役に立たず、看板倒れの菅政権のなかで「政治主導とはかくあるべき」と示したユニークなケースともてはやされた。