◆上郷の森<佐川町>(木の駅ひだか、森援隊)
・月 日 : 平成28年6月6日~20日 3回で終了。
・場 所 : 佐川町「上郷の森」
・内 容 : 土佐の森方式による森林整備(伐採・搬出・運搬)
「家周りのスギ・ヒノキが日照に支障があるので伐採して欲しいとの町民からの要望があり、何とかならないか」との相談が佐川町社会福祉協議会からありました。伐採の依頼人は「森林組合、シルバー人材センターなどに頼めばやってくれるようだが、伐った木を売っても継ぎ足しの経費がかなり必要という見積もりのようで・・・」と役場に話を持ちかけたようです。
このような案件が、最近多くなっています。こういった商業ベースにのらない伐採・搬出の仕事(林業)も、「
土佐の森方式による
森林整備協定」を締結し、林内作業車・軽架線・軽トラックなどを使った土佐の森方式で実施することができます。
フィールドの条件によっては土佐の森方式でも実施不可能のケースもありますが、今回の現場は実施可能との判断で、NPV活動のフィールドとして協定を結び、実施することになりました。
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[実践活動<ライブ>]
・6月6日(月)
参加会員は9名。林内作業車を現場に持ち込み作業開始。軽架線を使用しなくても搬出できます。C材を軽トラで「木の駅ひだか」へ搬送。もちろん「
C材で晩酌を!事業」です。
・6月13日(月)
参加会員は8名。A・C材を搬送。
・6月20日(月)
参加会員は6名。すべてのA・C材及び林内作業車を「木の駅ひだか」へ搬送して、上郷の森NPV活動は終了、参加会員の方はご苦労様でした。
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■活動を終えて・・・
今回の「土佐の森方式森林整備活動」は佐川町社会福祉協議会からの要請に基づき、土佐の森方式の森林整備協定を締結して行ったものです。協定書の標準仕様は、A材の収入があった場合、必要経費(燃料、トラック借料などで人件費はなし)を差し引き、残りを折半という条件が多いのですが、今回はA材の売り上げは全て協賛金として「土佐の森基金」に寄付してくれるという条件でした。この協賛金は、モリ券の原資として活用し、今回のNPV活動に参加した会員に均等に分配されました。
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■仁淀ブルーの
色モリ券
【写真】平成24年4月から発行されている「仁淀ブルーの色モリ券」=「青モリ券」
モリ券は「地場産品との交換券」で、必然的に地場産品の消費を押しすすめていますが、この「青モリ券」によって、さらに地元で取り扱う最高級地場産品の消費がすすんでいます。
普段の買い物では、外国産の安い「すき焼き用牛肉」を購入する主婦が、この「青モリ券」で、すき焼き用の牛肉を求めて
マチダ牛肉店に行くと、必ず高知の地場産品「土佐和牛」の最高級品と交換するのは何故でしょうか?(答えは、マチダ牛肉店では、肉の品質に限らず「青モリ券1枚で土佐和牛200g」と交換してくれるからです。)
また、木の駅ひだかの良心市では「青モリ券」で究極の地場産品「薪」とも交換できます。良心市での薪の価格(1コンテナ)は「普通薪(500円)」、「ドルフ薪(250円)」です。普通のモリ券(白モリ券)で交換する場合は概ね1000円相当分の薪と交換できますが、「青モリ券」の場合は薪の種類に限らず6コンテンと交換できます。で、青モリ券で薪を求める薪ストーブユーザーは、必ずストーブ用薪の最高級品(広葉樹特選薪)「6コンテナ」と交換しています。
これが、日本国通貨ではなかなか買えない(買わない)最高級地場産品の消費をすすめる「モリ券の偉力」です。
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「上郷の森NPV活動」の経済効果
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