今年は何とか「晴れ男」に、なれるようにと、初詣に、厳島神社に、お参りをしたのですが、やはり、日頃の信心がないと、駄目ですね。今回の定例会も、私が参加したので、終日、しっかりと、雨が降りました。
カッパを着て、少し搬出作業をしましたが・・、結局、雨は止まず、山での作業は中止になり、倉庫にて、ログハウスづくりを手伝うことに・・・。
【写真】カッパ姿の気象予報部長
倉庫では、ログハウス班に加わり、垂木(たるき)作り。ログ班長の湯浅氏と交替しながら、製材台に据え付けられたチェンソーで垂木用の材をカッティング。次いで、ログビルダーの講師、棟梁の山崎氏の要請により、垂木作りを中断し、床板用の材をカット。その際、材を固定するための金具も一緒にカットしてしまう失敗。アルミ製だったためチェンソーには何の抵抗も感じず、あっ、と気付いたときには半分くらい削っていました。
カットが終わり、今度はカンナ掛け。ログ班長の湯浅氏と交替で電動カンナで削ってみるが、なかなか上手く削れない。結局、講師に再度カンナ掛けをしてもらう。すみません。
それでもどうにかログ用の材がすべて完成。倉庫の掃除を行う頃には、ようやく雨もあがり、わずかながら陽も射してきたので、急遽、棟上げを目指して、ログの組み立てを行うことに・・・。
その工程はまず、基礎に置いた土台に床板を張る。次いで4隅へ穴を開け、鉄筋を入れボルトで止める。その鉄筋に合うように、ログ丸太材に穴を開け、1段ずつ組み立てる。7段を組み上げ、そこから上に柱、次いで、梁を組み上げてこの日の作業は終了。
この時点では、屋根をまだ乗せていないものの、組み上げてみると高さもあり、思っていたよりも壮観でした。3年越しとなりましたが、どうやら、今年の桜の咲く頃には間に合ったようです。
これまでログハウスづくりには、ほとんど関る事が、なかったのですが、今回は、山での間伐作業が中止になったので、ログ作業にじっくり携わることができました。
ログづくりも、なかなか面白く、貴重な体験をしました。これも、雨が降ったが故にできた体験なので、「雨男」と呼ばれるのも、まぁ、悪くないか・・、と改めて思った一日でした。(苦笑)
(倉辻奉和<高知市>正会員/気象予報部長)
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■ログハウスが完成<報告>
第24回定例会で、ログハウスを完成させました。平成15年の秋に開催した、「森林ボランティア祭り」のイベント「ログハウス教室」で、建設を始めて以来、足掛け3年がかりとなりました。
湯浅文彦ログ班長が、予告したとおり、平成17年春の桜の咲く頃に、一人前の「ログハウス」として、完成さすことが出来ました。謝々。
間伐としての伐採、そして、間伐材(丸太)の搬出から、皮剥ぎ、チェンソーでの小作り、木工作業と、このログハウス建設に関った隊員は、延べにして何人役になっているのでしょか?本当に、ご苦労様でした!
隊員の汗と涙と、ボランティアの心の結晶で、とても、とても、お金に換算できるようなものではありませんが、ログ棟梁の総監督として棟上を見届けた、橋詰理事長曰く、「金額にしたら、100万円は下らないな・・・」との、ご見積もり・・・でした。
なお、完成したログハウス「土佐の森源流荘」は四万十川源流点を訪れる県民の休憩施設として、高知県に寄付しましたので、末永く有効に活用していただきたいと思います。