3ヶ月ぶりに、本川でのNPO法人土佐の森・救援隊の定例会に参加。雨男、と自他共に認める、私が参加したのに、珍しく晴れ!!
この日は、どういう訳か、晴天の予報だったので、早めに本川に入り、伊予富士に登ろうと計画。夜中に家を出て、夜明け前に、瓶が森林道へ入る。
七色に染まる美しい朝焼けを横目に、伊予富士登山口へ。登山口から20分。稜線に辿り着くと、尾根筋は満開のアケボノツツジ。頂上からは周囲のどの山を見ても、ツツジのピンクに彩られており、今年の花付きの多さを改めて実感する。
往復約2時間の稜線散歩。作業前の、いいウォーミングアップとなる。体の中の空気を入れ替えて、来た道を戻り、集合場所の旧本川村役場へ。
全員集合の後、すぐ近くの、本川基幹集落センターに移動。午前中はミーティング。昼食後、宿泊施設となる、バーチャル本川村の拠点「だんだん荘」を見学。
街から来た人間の、手前勝手な感想ですが、・・「こんな家に住みたい!!」高い天井、欄間や床の間の装飾、部屋毎に違う照明器、などなど、聞けば由緒ある旧家。その素晴らしい造りには、どの隊員も感動していました。
家の外に出れば、脇を小さな沢が流れ、裏には畑。周囲の展望にも恵まれ、これ以上を望むべくもない環境には、やはり憧れますね。次の定例会も、ここでお世話になろう!
その後、今回のフィールド、本川小学校の裏山へ。4つの班に別れ、私は“カヌーイスト”Mさんを班長とする、第3班に。班員は5人。まずは繁茂する笹と潅木の除去。潅木の中には、先ほど伊予富士で堪能してきた、アケボノツツジも含まれており、勿体無い・・・されど、伐らなければならないし・・・などと、人間らしいエゴに悩みながらの作業。
杉の伐倒では、後で整理し易いように極力横倒しに、と“新婚”M班長の指示が。枯損木や細い木から順番に、班員4人で代わる代わる倒してゆく。終了間近に、チェーンが外れるトラブルに見舞われる。班長に直していただいている間に、別のチェーンソーの目立て。でも、まだまだ研ぎが甘かったようで、再目立ての指導を受ける。ややあって、周辺からチェーンソーの音が消え、作業終了。
この日の、3時間あまりの作業は、久々にチェーンソーを持ち歩いたせいか、かなり腕が疲れた。でも、朝の鬱蒼とした状態から、すっきり片付いた林内を見渡した時、「よく働いたな~」と、すごく実感の湧く一日でした!
(倉辻奉和<高知市>正会員/三つ星隊員)