■あいさつ

ここ、「いの町」長沢の町有林が、高知県「生き活きこうちの森づくり推進事業」に選ばれ、「
未来の森づくりプロジェクト」を開始するにあたり、ひとこと、ご挨拶を申し上げます。
本日は「未来の森づくりプロジェクト」の事業主体のいの町と、実施主体のNPO土佐の森・救援隊が、4年間の「未来の森づくりプロジェクト事業協定」を調印する記念式典で、これまで、ご支援、ご協力をいただきました皆様方に、感謝いたします。
県と町の方々、地元本川地区の方々、特別講話をいただく仁淀川町の三本さん、大正町の田辺さん、本山町の山本さんをはじめ、これまで「未来の森」の間伐に参加された県下の森林ボランティア、5団体の方々がお集まりいただき開催されますことは、本当に意義深いことでありまして、「未来の森」よ「未来に幸あれ」と、祈る次第であります。
昨年度、土佐の森・救援隊は色々と事情がありまして、それまで活動拠点としていた旧東津野村の県立四万十源流センターを引き上げたわけでございますが、そのとき「いの町本川総合支所」の本山支所長さんから、有難いお声がかかりました。

それは、旧本川村が設立した「未来の森」を、合併後、いの町有林として、いの町が積極的な整備計画に取り組んでいるのでNPOの活動として協力してくれませんか、という、お話でした。
この、いの町の姿勢を高知県が評価され、森林環境税による、「生き活きこうちの森づくり推進事業」に採択されましたのでNPOが実施主体となり、協力させていただくことになりました。これからは、行政とNPO、それに民間企業が加わった、3者でのパートナーシップに基づく、本当の協働事業として誠心誠意、NPO活動をしてゆきたいと考えています。
本年度事業は、間伐5ha、作業歩道1,000mであります。間伐は、今日お集まりの森林ボランティアの皆さんの、大変なご努力で完遂させることが出来ました。さらに、作業歩道につきましては、いの町から、県の助成に大幅な上積みをいただきまして、大正町の田辺さんによる、山をこわさないで山を活かす素晴らしい、近自然作業道が完成しました。作業歩道の機能が飛躍的に向上し、来年度以降、間伐材の搬出も、容易に出来ることと思います。
「未来の森づくりプロジェクト」ねらいは、四国の生命の源流の里、ここ本川に沢山の人が訪れてくれることであります。橋本知事の提唱する「
森林ツーリズム」の実践活動です。

森林の環境保全のために汗を流す私達ボランティアは作業効率をあげ、利益を追求する企業・団体ではありません。世のため人のためになる森はどんな森か、それは本物の森・悠久の森であり、生態系を大切にした森づくりにある、と考えます。
それこそ「未来の森」「水源の森」であります。私達は、何が本物の森なのかを勉強しつつ、責任をもって「未来の森づくり」への使命を果さなければ、と思っています。
今後とも、地元の方々、いの町、高知県のご支援・ご協力を、お願いいたしますとともに、四国の真ん中、四国のテッペン、四国の生命のみなもとで、四国一の自然に恵まれた、この地に各地から大勢の人々が集まって来て、この地が賑やかに栄えてゆかれますよう夢みて、ご挨拶といたします。
(
橋詰寿男<高知市>:正会員/理事長)