■林業不振と独居老人と移動スーパー・・・
大野晃教授の「
森からみるシンポジウム」での発言。
『限界集落では高齢者が経済的高負担を強いられ、林業不振などで、集落崩壊の危機にさらされている。また、山村の独居老人は、家に閉じこもっていることが多い。そういう人たちとコミュニケーションを取ることが、高齢者を支えていく一つの手だてになる。
しかも、運転免許書を持たない高齢者が多い状況で、移動スーパーはどんどん撤退。これに対し、福祉的商業活動をしていくことが、これからの重要な課題になる。』
大野教授は森林環境保全交付金を創設して、限界集落対策にせよ、と
シンポジウムで述べたが、交付金をどのように使うのか、どのようにして福祉的商業活動を行うのかまでは言及しなかった。
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特集:限界集落(四万十川博物館)
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シンポジウム報告記(高知県森と緑の会)
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■超限界集落、いの町本川高藪地区
土佐の森・救援隊が活動フィールドにしている、いの町本川高藪地区。65歳以上人口比が50%以上は当然で、65歳以下の人口がひとり、ふたり、三人・・・という典型的な超限界集落。
伊東君はこの集落の貴重な65歳以下の独身男性。
土佐の森・救援隊では、この超限界集落の高藪で、伊東君を中心に、具体的な『限界集落対策』を実践している。森林整備のフィールドは、三井物産と協定した「
三井協働の森」。
◆土佐の森・救援隊の『限界集落対策』
いの町と本川ファンド(限界集落再生振興基金)を設立、森林整備協定を結び、高藪の町有林をフィールドとして小規模林業の手法で・・・
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