
■資源循環型社会の構築を目指して・・
◆何故、この運動か・・。
「山に木質スポンジを戻す運動」は、木材資源を有効かつ、有意義に循環させる社会システムを構築する運動です。【写真】木質スポンジ(1トン袋)
現在の山の荒廃問題は、森林そのものにも問題がありますが、それ以上に考えなければならないことは、森林地の荒廃です。スポンジ状の豊かな土壌を持ち、保水力の高い森林地(山)に変えてゆくことが望まれています。
間伐は、森林土壌を改善する、ひとつの強力な手段です。しかし、土壌を改善する手立ては「間伐作業」だけではありません。貴重な木材資源である「木質スポンジ」を山に戻すことも、実効性のある強力な改善策、「森づくりの方策」と考えます。この作業を間伐とセ ットで行えば、より効果があり、土壌改善もすすむ事でしょう。
土佐の森・救援隊では、山から享けた資源を、再び、森林地の土壌改良の資源として、「木質スポンジを山に戻す運動」を、森林ボラン ティア活動の大きな柱と位置付けて、広げてゆきたいと考えています。