2005.11.27.19.3
■ご無沙汰しております。
鎌倉で毎日、高知の天気予報を気にしながら過ごしています。鎌倉は海の近くで、特に高い山もないので、結構温暖で暮しやすいです。ただ、農作業も山仕事もできない環境に、少し息苦しさを感じています。できれば、MさんのようにOターンという感じで、高知と鎌倉をくるくる回れたらいいなぁと思っています。土佐の森の「交流会」が懐かしいです。

山の子と海の子、上流の子と下流の子の交流の輪をちょっと拡大して、都会の若者と山の人々をつなぐ機会ができたらと、願って止みません。ヤングハローワークというものもあるみたいなので、高知県から都会の若者にアプローチできたら、と思うのですが・・・。
都会で自分を見失いかけている若者たちと、高齢化で後継者不足の農林業を抱える自治体がつながる方法があればと思います。今20代、30代のフリーターや二ートと呼ばれる人たちが2百数十万人いるそうです。労働意欲のない人もいるかもしれませんが、自分に合った仕事や魅力のある仕事を探せない人が少なからずいると思います。また、自分らしさを発揮できず不完全燃焼で生きている若者も多いと思います。
そんな反面、田舎では山仕事や農業に携わる人が減り、後継者不足が深刻化していると思います。日本の食糧自給率も、ますます低くなり、新鮮で、安心で、力のわくような作物を、口にすることができない時代になってしまうような気がします。
土佐の森・救援隊がすすめている、
グリーンツーリズムや
バーチャル自然村を発展させて、実際の農林業雇用促進に結び付けないものでしょうか。高知県の小さな自治体が、「
限界集落」ばかりの限界自治体になっていくのを食い止める意味でも、組織的な対策を、とっていく必要があるのではないかと思います。
組織的な対策は、これまでは行政が担ってきましたが、やはり限界があると思うのです。これからは、何かにつけ、NPOの出番と思いますので、頑張ってください。
(野村美詠子<鎌倉市>鎌倉支部長)
【写真】交流会の風景で、右端が野村さんです。野村さんは、中村市(現四万十市)から、土佐の森・救援隊の森林ボランティア活動に参加していましたが、ご家庭の事情で、現在は鎌倉市にお住まいです。
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