
[NPV活動/レポート]
現場では、ルンルンの間伐作業かと思いきや、何、この山は・・・山の傾斜角度は45度を超えようかという正に崖。
チェーンソーを提げて現場に辿り着くのも一苦労のうえ、奥行きはあるのですが、間口が狭く上下作業に細心の注意を払わなければならないという最悪の現場でした。
距離は離れているとは言え、真下に近い所では林内作業車を使った搬出作業も行われるというセッティングのため、間伐木の選定と伐採方向には神経を使うこととなりました。
無事に狙いどおりの伐採に成功しても、浮き石が転がってしまうことも懸念されるところであり、最悪の結果も考慮して真上の作業だけは避けることに・・・。

【写真】心配げにNPV活動を見上げる川村さん。
手前で活動状況を見上げている方は、フィールド提供者の川村奈美子さん。現在は高知市にお住まいで、実家の父親から引き継いだ山ですが、長年、手入れをしないまま放置していたことが気がかりで、平成22年度、土佐の森・救援隊の「自伐林家養成塾」に参加したことがきっかけで、自分で手入れをすることにしたそうです。
もちろん、自分一人では出来ないので、森援隊と整備協定を結び、NPV活動のフィールドとして提供、土佐の森方式により多くの森林ボランティア仲間と協働で間伐・搬出活動を実施しています。
活動日の昼食(美味しいお弁当!いつも、ソーメンやズイキや大根の煮つけがついてます。)は、ご近所の川村さんのお知り合いの方に作ってもらっています。この現場は「C材で晩酌を!」ではなく「C材でお弁当を!」です。(レポーター/中川睦雄氏:ブログ「
こうち森林救援隊」より)