■「限界集落対策」在宅高齢者薪宅配事業を本格的に展開する。
◆福祉と環境活動の融合(薪の宅配事業/福祉的商業活動)をテーマに・・・

限界集落が増加することが予測される本県の中山間地域では社会コミュニティが崩壊(「結い」が成立しない社会=限界集落)、高齢者夫婦や独居老人世帯の生活が成り立たず孤立死など大きな社会問題となり、日常の支え合い活動の体制づくりが急がれています。
一方、多くの中山間地域の高齢者世帯では今でも“薪”を使った生活が営まれていますが、昨今、日常生活の中で薪調達がかなわないなど、これまでの生活行動が崩壊し、長年住み慣れた地を「終焉の棲家」にすることすら困難な状況となっています。
NPO法人土佐の森・救援隊では、今も、限界集落に在宅し、懸命に生きている高齢者たち(田舎から都市部へ出て、現代日本の社会・経済を支えてきた人たちの父母であり、祖父母です。)の日々の生活の一助となるようにと「NPOにできること」として「限界集落対策」を企画・実践することにしました。
行政や福祉・介護団体との協働のもと地域で支えるソーシャルビジネス活動と、森林県高知として独自の自然エネルギーとなる脱温暖化対策を意識した“薪”エネルギーの普及活動を融合させた薪の宅配事業(福祉と環境活動の融合)を平成22年度より開始、平成23年度は試行を経て本格的に事業を展開しました。
◆実績:
第2次限界集落在宅高齢者薪の宅配サービス
◆計画:
第3次限界集落在宅高齢者薪の宅配サービス
【写真】ヒゲの神様(1人暮らしの高齢者宅に、まきを届けに来た「土佐の森・救援隊」の神様・田植光男隊員。住民は、配達の際、ヒゲの神様との会話も楽しみにしている。仁淀川町高瀬/「高知新聞」より)
◆軒先まで、まき配達 仁淀川流域のNPO(「高知新聞」より)
仁淀川流域を中心に山の整備に取り組んでいるNPO法人「土佐の森・救援隊」(隊員約90人)が、山間部に住む高齢者にまき配達をして、評判を呼んでいる。
まきを使った風呂やストーブは県内の山村で広く使われているが、林業の衰退や住民の高齢化に伴い、入手は年々困難に。軒先まで届けてくれる救援隊の活動に「厳寒期を迎えても安心して暮らせる」「届けてくれる人が神様のように思える」と感謝の声が上がっている・・・続きは
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・ヒゲの神様の動画は
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◆
NPOにできること
◆提言:
森林環境税と限界集落対策